血圧が高いのはなぜ?原因と対策について解説!

  • 2023年3月28日
  • 2023年7月4日
  • 血圧

「血圧が高いのは何か原因があるの?」「血圧が高くなるとどうなってしまうの?」など、高血圧に関してさまざまな疑問や不安を抱く方も少なくありません。
高血圧の原因を知り、改善することで、高血圧の予防に高い効果を期待できると言われています。

本記事では、血圧が高い理由や原因を追求するとともに、適切な対策について理解するためにも、以下の点を中心にご紹介します。

  • 血圧が高い原因
  • 病気の可能性
  • 高血圧の症状

血圧が高い原因や対策について正しく理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

血圧が高いのはなぜだろう

高血圧の原因は複数の要因が絡み合っていることが多く、遺伝的要因・生活習慣・加齢・肥満・ストレス・塩分の摂りすぎ・アルコールの過剰摂取・喫煙などが挙げられます。

これらの要因が血管を硬くし、血管内の血液の流れを悪くすることで血圧が上昇すると考えられています。

血圧が高い状態とは

高血圧とは、通常の血圧よりも高い血圧の状態を指します。

正常な血圧は、収縮期血圧が120mmHg以下、拡張期血圧が80mmHg以下ですが、高血圧の場合は、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上になります

出典:降圧薬(高血圧の薬)の種類と効果とは|良い点、悪い点をまとめて医師が解説|高血圧eメディカル

 

血圧が高い原因

ここからは、血圧が高くなる原因にはいったいどのようなことが考えられるのか、以下に7点の原因をご紹介します。ひとつずつ詳しくみていきましょう。

塩分の摂りすぎ

塩分のとりすぎは高血圧の原因のひとつだと考えられています。

塩分を過剰に摂取すると、体内の塩分濃度を下げるために水分がため込まれ、心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力が増して血圧が上がってしまいます。

肥満

肥満は高血圧の原因のひとつに含まれています。
肥満の方は必然的に体内の血流量が多くなるため、心臓からの心拍量が増えることにつながります。

また、肥満の方は、血液を勢いよく全身に出す必要があるため、高血圧になりやすいと言われています。
そして血液中の脂質も多く、血液がドロドロの状態になるため、体脂肪が多い分血管を圧迫するため心臓に負担がかかり、高血圧が起こると考えられています。

運動不足

運動不足は高血圧の原因と考えられており、好ましくない食生活や身体活動量の不足・ストレスといった生活習慣と密接な関わりを持っています。

高血圧治療の基本は生活習慣の修正と降圧薬治療ですが、高血圧症の発症や予防には習慣的な運動や身体活動の増加が有用であることが多くの研究により証明されています。

出典:高血圧症を改善するための運動|eヘルスネット

ストレス

私たちは本態性高気圧の環境要因のひとつとして「ストレス」が高血圧を招く恐れがあると考えられています。

ストレスが原因で高血圧になる理由は、ストレスが神経系を刺激し、交感神経が活発になるためです。
交感神経が活発になると、血管が収縮し、心拍数が上がり、血圧が上昇し、高血圧を引き起こしてしまうことが分かるでしょう。

睡眠不足

睡眠不足が高血圧に影響を与えるメカニズムは、まだ完全には解明されていません。

しかし、交感神経系の活性化や副腎皮質ホルモンの分泌亢進などが関与している可能性があり、睡眠不足によって、交感神経系が過剰に刺激され、血圧が上昇することがあると考えられています。

喫煙と飲酒

血圧が高い原因には、飲酒や喫煙などの生活習慣が関係していることがあります。
そのため飲酒量を減らして禁煙することで、高血圧発症リスクをさらに抑制できるとされています。

遺伝

高血圧は、遺伝的な要因も関与していることが報告されています。

遺伝的な要因によって、高血圧になりやすい体質を持っている人がいます。
遺伝的な要因による高血圧は、生活習慣の改善や薬物治療によって改善されることがありますが、完全に治すことはできません。

ただし、遺伝的な要因が高血圧の原因である場合でも、生活習慣の改善や薬物治療によって、高血圧の予防効果が期待できるでしょう。

出典:高血圧:不安だけで突然の重症高血圧 ◆561|けやき坂クリニック

 

病気の影響も

高血圧は病気の影響によって起こる可能性があると言われています。

ここからは、高血圧が起こる原因には病気の影響も懸念されていますが、いったいどのような病気が高血圧につながる恐れがあるのかひとつずつ詳しくみていきましょう。

腎臓病

高血圧と腎臓病には密接な関係があります。

CKDの発症と進行には、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が強く関与するといわれています。
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能が正常の60%以下に低下しているか、たんぱく尿が出るなどの腎障害が3ヵ月以上持続した状態をいいます。

高血圧はCKDの原因となり、既存のCKDを悪化させます。また逆に、CKDは高血圧の原因となり、既存の高血圧を悪化させます。

出典:生活習慣病と慢性腎臓病(CKD)の関係

内分泌疾患

高血圧の中には、内分泌性高血圧と呼ばれる、原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧、Cushing症候群、褐色細胞腫、先端巨大症、甲状腺機能異常など、多岐にわたる内分泌疾患が含まれています。

また、高血圧全体の約10%弱が二次性高血圧であり、原因としては、腎臓や内分泌の病気が多いとされています。

筋肉疾患

筋肉疾患と高血圧の関係については、特定の筋肉疾患が高血圧を引き起こすことはありません

しかし、筋肉疾患によって運動制限が生じ、運動不足が原因で高血圧を発症することがあるとされています。
また、高血圧の治療において、運動療法が推奨されており、筋肉疾患の患者でも適度な運動をすることで高血圧の改善が期待できるでしょう。

高血圧の症状

高血圧になると、耳鳴りや息切れ・動悸・視力の低下・手足のしびれ・頭痛・めまい・肩こり・胸の痛みなどの症状が現れることがあります。
初期症状としては、頭痛やめまい、肩こりなどが挙げられますが、これらの症状は疲労や風邪でも起こりうるため、自覚症状のみで高血圧か否かを判断するのは困難です。

また、高血圧は、本態性高血圧や二次性高血圧などの病気が原因となることがあります。

そして高血圧の症状を初期、中期、後期の3つに分けると以下のようになります。

初期症状:

高血圧の初期症状としては、めまい、頭痛、頭が重く感じる、耳なり、肩こり、貧血、倦怠感、鼻血、目が赤いなどがあります。これらの症状は、食生活や生活習慣の改善によって改善することがあります。

中期症状:

高血圧の中期症状としては、むくみ、手足の痺れ、頻尿、動悸息切れ、吐き気、下痢、胸が痛い、呼吸困難などがあります。これらの症状は高血圧の合併症の前兆であり、脳卒中や心臓病などのリスクが高まっています。医療の専門家の診断と治療が必要です。


後期症状:

脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血、腎硬化症、大動脈解離、大動脈瘤、心肥大、心不全などが現れます。これらは高血圧が進行し、重大な合併症を引き起こす可能性があります。命に関わる病気であり、早急な医療の対応が必要です。

高血圧の症状は個人によって異なる場合があります。定期的な血圧測定や健康診断を受けることで、早期に異常を察知し、適切な対策や治療をすることが重要です。

年代別血圧の平均値について

血圧は年齢や性別によって平均値が異なります。
以下は、男性と女性の年代別の平均血圧になります。


20〜29歳:

男性:最高血圧 115.9、最低血圧 68.1

女性:最高血圧 105.7、最低血圧 63.8


30〜39歳:

男性:最高血圧 117.2、最低血圧 73.8

女性:最高血圧 108.0、最低血圧 66.4


40〜49歳:

男性:最高血圧 125.4、最低血圧 80.6

女性:最高血圧 113.7、最低血圧 70.9


50〜59歳:

男性:最高血圧 129.7、最低血圧 81.0

女性:最高血圧 121.8、最低血圧 74.5


60〜69歳:

男性:最高血圧 134.1、最低血圧 78.3

女性:最高血圧 130.6、最低血圧 76.7


70歳以上:

男性:最高血圧 133.9、最低血圧 74.5

女性:最高血圧 133.1、最低血圧 73.9

高血圧の基準は、一般的に最高血圧が140 mmHg以上または最低血圧が90 mmHg以上とされています。
高血圧は血圧が持続的に高い状態であり、心臓や血管への負担を増加させる可能性があります。

ただし、血圧の値は個人差があり、健康状態や生活習慣によっても影響を受けます。
高血圧の診断は医師によって行われるべきであり、単一の測定値だけで判断するべきではありません。
血圧が高いと感じる場合や定期的な健康診断で血圧が高かった場合には、医療専門家に相談して適切な対策を取ることが重要です。

血圧が高い原因に関するよくある質問

ここからは、血圧が高い原因によくある質問と回答をご紹介します。
血圧が高い原因について、多くの方はどのような不安や疑問を抱いているのでしょうか?

以下に3つの質問と回答についてみていきましょう。

血圧が高い時の症状について教えてください

高血圧の初期症状としては、頭痛・めまい・息切れ・動悸・耳鳴り・視力の低下などが挙げられます。

また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者さんに高血圧の人が多いことが報告されており、SASが腎臓病のリスクを高めることも示唆されています。

出典:睡眠時無呼吸症候群への影響|日本大学医学部付属板橋病院睡眠センター

血圧が高い時は何科に行けばいいですか?

高血圧で病院を受診する場合、内科か循環器科を受診するのが一般的です。

高血圧と診断された場合、血圧を下げる目標値は年齢や合併している病気によって異なりますが、130/80mmHg未満が目標とされています。

また、高血圧は腎臓病の原因となることがあり、腎臓病のリスクがある場合は腎臓内科を受診することも考えられます。

出典:高血圧で病院に行く目安は?どこの病院にかかるべき?医師が解説|高血圧eメディカル

急に血圧が上がった時の対処法は?

急に血圧が上がった場合は、まずは落ち着いて深呼吸することが大切です。
また、水分を摂取することで血圧を下げられるでしょう。
さらに、体を休めることやストレスを減らすことも血圧を下げる効果があります。

ただし、血圧が高いまま放置すると、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まるため、症状が続く場合は医師の診察を受けるようにしましょう。

高血圧改善のための簡単な運動とは

以下は高血圧改善にオススメの運動です。

手首・足首ほぐし:

手首と足首を回したり、左右にぶらぶらさせることで、健康維持や肩こりの緩和に効果があります。

 

首ほぐし:

ゆっくりと首を回したり前後に倒したりすることで、血流を良くし肩こりや偏頭痛の予防に役立ちます。

 

肩上げ:

肩をゆっくりと上げて下げることで、肩こりの解消や血流の改善が期待できます。

 

胸反らし:

胸を大きく後ろに反らせ、前に曲げる運動で、背中の筋肉をほぐせます。

つま先立ち:

つま先で立ち、かかとをおろすことで、ふくらはぎを鍛えられます。

 

アキレス腱伸ばし:

片足を前に出し、体重を乗せたり元の姿勢に戻したりする運動で、アキレス腱をほぐしバランス感覚を鍛えます。

 

これらの体操は手軽に行えるものであり、健康維持や肩こり・腰痛・認知症予防に効果があります。毎日の生活に取り入れてみてください。

高血圧対策の減塩方法とは

減塩の方法には以下のようなポイントがあります。

 

味付けは直前に行う:

下味をつけずに、食べる直前に調味料を加えると、少量の調味料でも味を感じやすくなります。

酸味や香辛料を使う:

酢やレモン汁などの酸味や、カレー粉・わさび・生姜などの香辛料を利用すると、味にアクセントが生まれ、薄味でも満足感を得られます。

 

練り製品や加工製品は一度茹でる:

ちくわやかまぼこ、ハムやソーセージなどの練り製品や加工食品は塩分が多い傾向があります。これらの食材を一度茹でることで、一部の塩分を取り除けます。

 

カリウムを多く含む食品を摂る:

野菜や果物に多く含まれるカリウムは、摂取しすぎた塩分の排出を促す効果があります。ほうれん草、枝豆、人参、小松菜などの野菜にはカリウムが豊富に含まれています。生で食べるか、電子レンジで加熱することでカリウムの損失を最小限に抑えられます。

 

食べ方を工夫する:

醤油やソースは小皿に取り分けて、つけるようにします。ラーメンなどの麺類を食べる際はスープを残し、塩分摂取を抑えます。漬物や塩辛、佃煮、インスタント食品、加工食品などは控えめにすることが望ましいです。また、食品の塩分表記をチェックして、塩分量の多い食品を選び過ぎないようにします。

血圧が高い時の過ごし方

血圧が高い時には、まず身体と心をゆっくり休めることが大切です。

明るすぎず、静かな環境で休息をとるように心掛けましょう。

部屋の照明を調節し、リラックスできる空間を作りましょう。

また、寒い時期には血圧が上昇しやすい傾向がありますので、室内の温度調節にも気を配るべきです。特に廊下やトイレなど、暖房が行き届きにくい場所では体が冷えやすく、それが血圧の上昇につながる可能性があります。暖房の効いた場所で過ごすか、必要に応じて適切に服装を調整することが重要です。

生活習慣が高血圧の原因となっている場合は、規則正しい生活と適度な運動を取り入れることで、ゆっくりとした改善が期待できます。バランスの良い食事や適度な運動は血圧を正常範囲に戻すために効果的ですので、心掛けましょう。

血圧が高い状態が長期間続くと、健康に悪影響を及ぼす可能性がありますので、早めの対処が重要です。定期的に医師の診断を受けることや、適切な治療法を選択することが必要です。

さらに、血圧に負担がかからない寝方にも注意が必要です。睡眠状態も血圧に影響を与えます。睡眠時間が5時間未満の方は、特に高血圧になりやすいと言われています。できるだけ6〜8時間の十分な睡眠を確保するように心掛けましょう。

血圧が高い原因 まとめ

ここまで血圧が高い原因についてお伝えしてきました。
血圧が高い原因についての要点をまとめると以下の通りです。

  • 血圧が高い原因は、塩分の摂り過ぎ・肥満・運動不足・ストレス・睡眠不足・喫煙と飲酒・遺伝が考えられる
  • 血圧が高い原因のひとつに、腎臓病や内分泌疾患のほか、筋肉疾患などの病気の可能性がある
  • 高血圧の症状には、頭痛やめまい、肩こり・耳鳴りや息切れ・動悸・視力の低下・手足のしびれが現れる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。