高血圧には具体的にどんな症状があるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、高血圧の症状について以下の点を中心にご紹介していきます!
- 高血圧の症状
- 高血圧が引き起こすリスク
- 高血圧改善方法
高血圧の症状について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
高血圧とは
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態を指します。
また、高血圧は喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因の一つであり、予防が重要です。
高血圧の診断基準は、正常高値血圧、高値血圧、I度高血圧、II度高血圧、III度高血圧の5つに分類されます。
高血圧を予防・改善するためには、健康的な生活を続けることが重要です。
高血圧の原因
高血圧の主な原因には、塩分の取り過ぎや肥満、加齢、喫煙、ホルモンの異常などが挙げられます。
日本人は1日平均10.4gの食塩を摂取しているのに対し、WHOの目標値は5gとなっており、塩分の取り過ぎが高血圧の原因の一つとされています。
加齢によって血管が硬くなり、血圧が上昇することもあります。
高血圧の症状
高血圧の初期症状は、ほとんど症状が表に現れない無症状であることが多いです。
しかし、高血圧が長期間続くと、頭痛、めまい、息切れ、動悸、耳鳴り、視力の低下、手足のしびれ、顔面のほてりなどの症状が現れることがあります。
高血圧は、症状が現れないため、定期的な血圧測定が重要です。
高血圧が引き起こすリスク
高血圧が続くと、血管が硬くなり、内腔が狭くもろくなり、血液の流れが悪くなります。
これを「動脈硬化」といい、これにより様々な病気を発症するリスクがあります。
心臓病
高血圧は、血管に刺激がかかって血管が傷みやすくなり、心臓に負担をかけるため、心臓病のリスクを高めます。
高血圧が引き起こす心臓病として、心筋梗塞や狭心症などが挙げられます。
脳卒中
高血圧は、脳卒中の主要なリスクファクターの1つであり、高血圧が続くと脳の血管に負担がかかり、動脈硬化が起こります。
それにより血管が狭くなることで、脳に流れる血液量が減り、脳梗塞や脳出血などの脳卒中を引き起こす可能性が高まります。
高血圧は、脳卒中の発症リスクを増加させるだけでなく、脳卒中後の再発リスクも高めることが知られています。
腎臓病
動脈硬化により血管が狭くなることで、腎臓に流れる血液量が減り、機能も悪化します。
すると水分を尿として十分に排出できなくなるため、血液量が増加します。
高血圧が長期間続くと、腎臓の機能が低下し、腎不全を引き起こすことがあります。
腎不全は、腎臓が正常に機能しなくなることで、体内の老廃物や余分な水分がたまり、全身にさまざまな症状が現れます。
糖尿病
高血圧が引き起こすリスクとして、糖尿病が挙げられます。
糖尿病患者は高血圧を高頻度に合併する傾向があり、糖尿病と高血圧はいずれも代表的な生活習慣病であることから、疾病に由来する自覚症状が乏しいこともあり、注意が必要です。
糖尿病には高血圧の人が多く、糖尿病の人の40〜60パーセントが高血圧をもっています。
高血圧を改善するには
以下のことを行うことで高血圧の改善に期待できます。
- 運動不足を解消するために、適度な運動を取り入れる
- 食生活を改善する。(減塩、野菜や果物、魚の積極的摂取、節酒など)
- 起床時にコップ1杯の白湯を飲むことで、水分を補給する
- ストレスを解消する
- 医師の指示に従い、降圧薬を服用する
高血圧は基本的に治ることはありませんが、生活習慣の改善や治療によって血圧を下げられます。高血圧は自覚症状が現れないため、放置すると動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞の原因になる一方です。
高血圧に関するよくある質問
ここでは高血圧に関するよくある質問にお答えしていきます。
高血圧には自覚症状がある?
高血圧には自覚症状がほとんどありません。
そのため、高血圧は「サイレント・キラー」と呼ばれています。
しかし、高血圧によって引き起こされる合併症は、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患であるため、定期的な血圧測定が必要です。
家庭で測定する場合は、病院よりリラックスした状態のため数値が低めに出る傾向があるため、注意が必要です。
ストレス性高血圧とは?
ストレス性高血圧とは、ストレスによって血圧が上昇する状態のことを指します。
ストレスを感じると、自律神経が乱れて心身に不調をきたし、血圧が上昇することがあります。
ストレス性高血圧は、一時的なものである場合が多く、ストレスが解消されると血圧も下がることがあります。
しかし、長期的にストレスが続くと、血圧が上昇し続けることがあります。
測る時間帯によって血圧は変わる?
血圧は1日の間で高い時間帯と低い時間帯があり、血圧の日内変動と呼ばれます。
起床後1時間から2時間程度が最も高くなる時間帯であり、睡眠時は一番低い値にあります。
また、朝の起床時に交感神経が急激に活発になると心臓の動きが高まり、血圧値も高くなります。
夜間は昼間に比べて10〜20%血圧が低下しますが、血圧の日内変動が崩れると心血管病のリスクが増すことがわかっています。
血圧の変動が激しいとどうなる?
血圧の変動が激しいと、心血管疾患のリスクが高まることがあります。
特に、夜間高血圧や早朝高血圧は、心血管疾患のリスクが高まることが知られています。
夜間高血圧は、自律神経が原因のことが多く、日中の血圧が正常でも注意が必要です。
また、昼間高血圧は、ストレスと関係があり、職場での血圧測定が必要です。
血圧の変動を把握し、適切な対策を取ることが、心血管疾患の予防につながります。
減塩するためのレシピは
以下は、減塩メニューのレシピ例です。
ほうれん草と昆布のサラダ
材料:
ほうれん草: 適量
昆布: 5g
ごま油: 小さじ1
醤油(減塩タイプ): 小さじ1/2
ごま: 適量(お好みで)
- 昆布を水で戻し、柔らかくなったら細切りにします。
- ほうれん草を洗い、茹でて水気を切ります。
- ボウルにほうれん草と昆布を入れ、ごま油と醤油を加えてよく混ぜます。
- 最後にごまをふりかけて完成です。
枝豆と納豆の和風炒め
材料:
枝豆: 200g
納豆: 1パック
ごま油: 小さじ1/2
しょうゆ(減塩タイプ): 小さじ1/2
おろししょうが: 小さじ1/2
ごま: 適量(お好みで)
- 枝豆を茹でて皮をむきます。
- フライパンにごま油を熱し、枝豆と納豆を加えて炒めます。
- しょうゆとおろししょうがを加え、全体が均一になるまで炒め続けます。
- 最後にごまをふりかけて完成です。
バナナとキウイフルーツのフルーツサラダ
材料:
バナナ: 1本
キウイフルーツ: 1個
レモン汁: 少々
蜂蜜: 小さじ1/2(お好みで)
くるみ: 適量(お好みで)
- バナナとキウイフルーツを皮をむいてスライスします。
- ボウルにバナナとキウイフルーツを入れ、レモン汁と蜂蜜を加えてよく混ぜます。
- 最後にくるみを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やして完成です。
これらのレシピは、塩分を控えたい方におすすめの減塩メニューです。
血圧が高い状態が長く続くと危険なのか
高血圧の状態が長く続くと、以下のような危険が生じる可能性があります。
まず、持続的な高血圧は心臓や血管に負担をかけ、徐々に損傷を引き起こすことがあります。この状態が放置されると、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な疾患の発症リスクが増加します。さらに、高血圧は腎臓の機能を損なうことがあり、慢性腎臓病や腎不全のリスクも高めます。
また、血管の健康にも悪影響を及ぼし、動脈硬化や動脈瘤の発生を促進します。これらの合併症は、重大な健康問題や生命の脅威となる可能性があります。そのため、高血圧は早期に対処し、血圧を正常範囲に戻すことが重要です。定期的な健康チェックと生活習慣の改善を通じて、高血圧を管理し、健康を守ることが必要です。
高血圧改善に繋がる運動とは
高血圧改善につながる簡単な運動として、以下の2つを挙げます。
ウォーキング
ウォーキングは身体に負担をかけずに行える運動です。毎日30分ほどのウォーキングを行うことで、血圧を下げる効果が期待できます。ウォーキングは心肺機能を改善し、血管を拡張させるため、血圧を正常範囲に保つのに役立ちます。また、心地よいペースで行えるため、継続しやすい運動法です。
水中エクササイズ
水中エクササイズは低負荷かつ全身運動として高血圧を改善します。水の浮力によって関節や筋肉への負担が軽減されるため、運動しやすい環境が整います。水中で行う運動は血圧を下げる効果が期待でき、心臓と血管の健康を促進します。水中ウォーキングや水中サイクリングなど、自分の体力に合わせた水中エクササイズを取り入れてみてください。
これらの運動は日常生活に取り入れやすく、高血圧改善が期待できます。ただし、個人の体力や健康状態に合わせて適切な運動強度や頻度を選ぶことが重要です。
ストレス性高血圧に注意した方がいい人とは
65歳以上の高齢者
65歳以上の高齢者は、ストレス性高血圧に注意が必要です。高齢者は身体的な変化や病気によるストレスが増えることがあります。さらに、社会的な変化や孤立感もストレスの要因となります。これによって血圧が上昇し、心臓や血管に負担がかかる可能性があります。ストレス性高血圧は慢性化しやすく、重篤な健康問題を引き起こすリスクがあります。高齢者はストレスを軽減するためにリラックス法や適度な運動、ソーシャルサポートの活用などの方法を取り入れることが重要です。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満の人々によく見られる状態であり、高血圧や高脂血症、糖尿病などの病気を併発するリスクが高いとされています。これらの疾患は、肥満だけでなく、インスリン抵抗性という共通の要因も関与しています。ストレスを受けると、食べ過ぎやインスリンの分泌の悪化につながり、メタボリックシンドロームを悪化させ、血圧にも悪影響を与える可能性があります。定期的な運動やリラックス法の実践、バランスの取れた食事などを通じて、メタボリックシンドロームのリスクを軽減し、血圧を正常範囲に保つことが重要です。
ストレス性高血圧に繋がるストレスの判断材料は
頭痛
ストレスが蓄積されると、頭痛や緊張性頭痛が生じることがあります。頭の圧迫感や頭部の痛みが現れ、集中力や日常生活へ影響を及ぼすことがあります。
疲労感
ストレスによって疲労感が増し、体力や精神的な活力が低下することがあります。長期的なストレスは睡眠障害や不眠症を引き起こし、日中の眠気や集中力の低下につながることもあります。
消化不良
ストレスは消化器系にも影響を与えることがあります。胃痛、胃酸過多、食欲不振、下痢、便秘などの症状が現れることがあります。ストレスによって消化機能が乱れ、胃腸のトラブルが生じることがあります。
神経過敏
ストレスが増えると、イライラや焦り、不安感が増し、感情のコントロールが難しくなることがあります。小さなことでもイライラしやすくなり、ストレスに敏感に反応することがあります。
これらの症状はストレス性高血圧に繋がる可能性があります。ストレスを感じた場合は、早めに対策を取り、ストレスの軽減やストレス管理法を取り入れることが重要です。
ストレス解消には何をすればいいの
ストレス解消には以下のような行動がおすすめです。
運動
適度な運動はストレス解消に効果が期待できます。有酸素運動やストレッチングをすることで、体内のストレスホルモンの分泌を抑制し、気分をリフレッシュさせます。ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動を取り入れましょう。
リラックス法
リラックス法を取り入れることで、ストレスを軽減できます。深呼吸、瞑想、プログレッシブ・マッスル・リラクセーション法など、自分に合った方法を選び、日常的に行うことで心身の緊張をほぐしましょう。
趣味や娯楽活動
自分の趣味や興味を持つ活動を行うこともストレス解消に効果が期待できます。音楽を聴く、読書、絵を描く、料理をするなど、自分が楽しむことに集中することで気分が切り替わります。時間を自分に与え、リフレッシュすることを大切にしましょう。
これらの行動は、ストレスを軽減し、心身のバランスを整える助けとなります。ただし、個人の状況や好みに合わせて自分に適切な方法を見つけることが重要です。
塩分取り過ぎの対処法は?
過度な塩分摂取に対する対策は以下のようなものがあります。
食事のバランスを考える
塩分の摂取量を抑えるためには、食事のバランスを考えることが重要です。塩分の多い食品を適度に制限し、代わりに野菜や果物、穀物、タンパク質をバランスよく摂取しましょう。
塩分の代替品を使用する
塩分の量を減らすためには、塩の代替品を使用することがおすすめです。例えば、ハーブやスパイス、レモン汁、酢などを使って料理に風味を加えられます。また、低塩の調味料や塩の代わりになる調味料も市販されているので、選択肢を増やすこともおすすめです。
食品のラベルを確認する
食品を選ぶ際には、ラベルを確認して塩分の含有量をチェックしましょう。塩分は「ナトリウム」として表示されることが多いとされています。目安として、1食あたりの塩分摂取量は5グラム以下が望ましいとされています。
自炊する
外食や加工食品の摂取を減らし、自炊することで塩分の摂取をコントロールできます。自炊することで、食材の選択や調理方法を自由に決められるため、塩分を控えた健康的な食事が可能です。
塩分過剰摂取に対処するための食材として、以下のものがあります。
ほうれん草
ほうれん草はカリウムを多く含み、ナトリウムの排出を促進する効果が期待できます。また、ビタミンCや葉酸も含まれており、健康的な食事にも貢献します。
枝豆
枝豆もカリウムを豊富に含み、塩分の排出を助ける食材です。さらに、食物繊維やビタミン類も含まれており、消化を促進し、健康をサポートします。
バナナ
バナナはカリウムの宝庫です。カリウムは塩分の排出を助けるだけでなく、血圧の調整や心臓の健康維持にも役立ちます。バナナは手軽に食べられるため、日常の食事に取り入れやすいでしょう。
キウイフルーツ
キウイフルーツもカリウムを含み、塩分の排出を促進します。さらに、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれており、免疫力の向上や消化の改善にも寄与します。
里芋
里芋にはカリウムが豊富に含まれています。また、食物繊維も豊富であり、腸内環境の改善に役立ちます。里芋は煮物や蒸し物として調理できます。
納豆
納豆にはカリウムだけでなく、豊富な食物繊維も含まれています。納豆は日本料理でよく食べられており、塩分過剰になりがちな食事に取り入れることでバランスが取れます。
昆布
昆布にはカリウムだけでなく、豊富なミネラルが含まれています。特に、カルシウムやマグネシウムは塩分の排出を助ける働きがあります。昆布はだしや煮物の材料として使用できます。
高血圧の症状についてまとめ
ここまで高血圧の症状についてお伝えしてきました。
高血圧の症状についてまとめると以下の通りです。
- 高血圧の初期症状は、ほとんど症状が表に現れない無症状であることが多い
- 高血圧が長期化すると動脈硬化が進行し様々な病気を発症リスクが増加する
- 生活習慣の改善や治療によって血圧を下げられる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。