「腹囲」2023.6

こんにちは、理学療法士の有本です。

運動不足や食べ過ぎ等の理由で体脂肪が増えすぎて肥満になる事があります。

肥満になると、糖尿病や脂質異常症、高血圧、心疾患のリスクが上がる事や、下肢の荷重関節への負担増加、姿勢が悪くなる等、様々な影響があります。

今回のコラムでは肥満の判定方法についてご紹介させて頂きます。肥満の判定には、体重と身長から計算するBMI、お腹の周径が挙げられます。BMIや腹囲測定は簡便に行えるので、自己管理の目安にして頂けたらと思います。

BMIはBody Mass Indexの頭文字をとった名称です。BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)2]といった計算をします。肥満度測定では、BMI18.5~25未満を標準体重とし、それ以下は低体重、それ以上は肥満の疑いがあります。

腹囲は、メジャーを使いヘソの位置で水平に測定します。お腹についている脂肪のせいでヘソの位置が下がっている場合、ろっ骨の下と骨盤の出っ張ったところの中間の高さで測定します。腹囲測定は男性の場合、基準値が85cm未満。女性の場合は、90cm未満が基準値となります。これ以上の腹囲だった場合は肥満の疑いがあります。

肥満の可能性についてご自身で確認して頂けると、健康管理をする上で、一つのポイントになると思います。
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