「子供のトレーニング」2017.9

こんにちは。理学療法士の澤木です。 今回は野球の話から少し離れますが、少年野球選手のリハビリを行ったり、休日には少年野球コーチをやっているので、よく「子供にどのようなトレーニングをさせればいいですか」などの質問を親御さんやコーチの方から受けるので、今回は子供のトレーニングについてお話ししたいと思います。 子供は生まれてから成人になるまで身長は3.5倍、体重は18倍にもなります。子供から成人になるまでの期間は成人にあるまでの準備段階であり、子供のからだは日に日に変化しています。 このように子供のからだは大人とは全く違うものでありますので、トレーニングをする際にも大人と同じトレーニングではいけないものとなってきます。 トレーニングの大原則で、「子供は大人のミニチュアではない」という考えがあり、大人が行っているトレーニング、例えばウエイトトレーニングなど負荷を落として行えばいいという考えではいけないということです。ウエイトトレーニングがいけないわけではなく、大人と同じ目的と方法でトレーニングをしてはいけないということです。 「ハルトマンの児童/青少年のもっとも有効な発達時期」という表があります。 これを参考にすると子供から大人になるまで年齢によって発達する能力が異なり、年齢に応じた能力アップを図るべきというものがあります。 例えば  5~12才頃・・・可動性/コーデイネーション能力  8~18才頃・・・スピード  15~18才頃・・・最大力 など、発達しやすい能力をトレーニングしていった方が効果的であると言えます。 このように子供のトレーニングは大人と同じものをやるのではなく、年齢にあったものを選択してトレーニングしていくことが大切ということがわかります。参考にしてみてください! 澤木弘之
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