こんにちは。
鍼灸・マッサージ師の関根です。

東洋医学で考えられている五臓の働きのうち、今回は「心」についてお話したいと思います。

「心」
まずは西洋医学的な心臓の主な働きについて。みなさんご存知の通り心臓は血液を全身に送っています。
汚れた血液を回収して肺に送り、新鮮な酸素を含んだ血液を全身の各器官や細胞の隅々に酸素や栄養素を行き渡らせるという生命を維持する大変重要な役割を担っています。
心臓は収縮と弛緩を繰り返すことで血液を全身に送り出していてこれを拍動といいますが、一日にどのくらい動いているかご存知ですか?なんと一日に約10万回以上も拍動しています。これを毎日休むことなく続けているってすごいですね。
東洋医学での「心」の働きについては、西洋医学でいう血液を全身に循環させる機能に 加えて、精神や意識、思考など精神活動の調整を行う司令塔の働きもあります。ですから「心」が正常に働かないと不安が高まる、落ち着かない、寝つきが悪い、動悸、物忘れなどの症状があらわれることがあります。 また、季節でいうと夏との関連が深く夏に傷めやすいのも「心」なのです。ですから、夏は適度に動いて汗をかいてエネルギーや熱を発散させることが大切です。
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