リハビリコラム更新しました!

投稿日時:2023/12/23(土) 04:39

こんにちは、理学療法士の有本です。

今月はかむ力、飲み込む力について触れて参ります。ご年齢を重ねるとともに、
かむ力や飲み込む力は低下している場合があります。
飲み込み機能の低下がないか、 ご自身の飲み込みの状態をチェックして参りましょう。

〇チェック項目
・お茶や汁物等でむせることがありますか
・薬を飲み込みにくくなりましたか
・食べこぼしがありますか
・食事中や食後にせき込むことがありますか
・飲み込みに苦労し、胸がつかえる感じがありますか
・以前より食事に時間がかかりますか
・食後に口の中に食べ物がのこりやすいですか

上記のような症状があれば、かむ力や飲み込む力が低下しているかもしれません。
お口周りのトレーニングをして、食事をしやすい状態を取り戻して参りましょう。
食事には、呼吸や肩・首・背中の柔軟性、喉や舌・頬・唇の筋力が必要になります

〇食べる前のトレーニング
・鼻から息を吸って、口からゆっくり息を吐きます
・肩から腕を持ち上げ、バンザイのポーズをします
・肩甲骨を上げ下げします
・おへそを覗き込むように頭を前に倒し、手でおでこを後ろへ押して、 手とおでこで押し合い、飲み込みに必要な喉の筋肉を鍛えます
・左右の頬を舌で押します
・上唇と前歯の間に舌を入れ、下唇と前歯の間に舌を入れ、押しまわします

トレーニングを行う事で、目的とする肩・首・背中、喉や舌、頬・唇周囲が心地よく疲れるだけならば、無理がない範囲で行って頂けたらと思います。しかし、目的部位以外に不快感や痛み、痺れなど、問題が生じる際はご無理はなさないで下さい。
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