ヤーズとはどのようなピルなのでしょうか?
本記事ではヤーズについて以下の点を中心に紹介します。
- ピルの種類について
- ヤーズの効果
- ヤーズを服用する上の注意点
さらにヤーズの服用方法についても解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
ヤーズとは

ヤーズ(Yaz)は、低用量の経口避妊薬(ピル)の一種です。
ヤーズはエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)とドロスピレノン(黄体ホルモン)という成分を含んでおり、避妊以外でも、月経痛の軽減やニキビの改善にも効果が期待されます。
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ピルの種類

ピルにはどのような種類があるのでしょうか?
以下で解説します。
中用量ピル
中用量ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスティン)が多く含まれています。
このタイプのピルは、避妊、月経痛の軽減や月経周期の正常化などの効果が期待できます。
低用量ピル
低用量ピルは、少ない量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されています。
これにより、副作用のリスクを低減しながら避妊を目指します。
低用量ピルは多くの場合、避妊目的や月経トラブルの治療に使用されます。
超低用量ピル
超低用量ピルには、非常に少量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
これらのピルは、低用量ピルよりもさらにホルモン量が減少しており、主に副作用のリスクを最小限に抑えたい場合に使用されます。
アフターピル
アフターピルは、性行為後72時間(一部のタイプは120時間)以内に使用する緊急避妊薬です。
アフターピルは、妊娠のリスクを減らすために使用されますが、定期的な避妊方法ではなく、緊急時の避妊手段としてのみ使用されるべきです。
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低用量・超低用量ピルの世代について

低用量ピルの中でもさらに分類されます。
以下に世代ごとに紹介していきます。
第1世代
シンフェーズ・フルウェルLD・ルナベルULDなどが挙げられます。
第1世代の低用量ピルには、レボノルゲストレル、ノルエチステロン、エチニルエストラジオールといったプロゲスティンとエストロゲンが含まれています。
第1世代ピルは初期の低用量ピルであり、プロゲスティンの活性が高い特徴があります。
第2世代
トリキュラー・ラベルフィーユ・ジェミーナなどが挙げられます。
第2世代の低用量ピルには、レボノルゲストレル、ノルエチステロン、エチニルエストラジオールなどが使用されます。
第2世代ピルは、プロゲスティンの活性が第1世代より低下しており、血栓症のリスクが低いとされています。
第3世代
マーベロン、ファボワールなどが挙げられます。
第3世代の低用量ピルには、デソゲストレル、ゲストデン、エチニルエストラジオールなどのプロゲスティンが使用されます。
第3世代ピルでは、プロゲスティンの特性がさらに改良され、血栓症のリスクがさらに低くなるとされています。
第4世代
ヤーズ、ヤーズフレックスなどが挙げられます。
第4世代の低用量ピルには、ドロスピレノン、エチニルエストラジオールなどのプロゲスティンが含まれます。
第4世代ピルでは、プロゲスティンの特性がさらに洗練されており、副作用のリスクが低く、生理前の症状の改善などの利点があります。
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ヤーズの特徴

ヤーズは第4世代の超低用量ピルで、1錠中にドロスピレノン3mgとエチニルエストラジオール0.020mgが配合されています。
ヤーズは排卵を抑え、子宮内膜症の症状を和らげる働きがあります。
実薬部分は淡赤色で「DS」の刻印があり、プラセボ部分は白色で「DP」の刻印があります。
特徴的な点は、実薬が24錠であり休薬期間が4日間と短く、ホルモン変動が少ないことです。
これにより、副作用が少ないとされています。
ヤーズは月経困難症や痛みを緩和すると言われています。
ただし、ヤーズや他のピルの使用には医師の指導と処方箋が必要です。
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ヤーズの効果

ヤーズには、どのような効果があるのでしょうか。
以下で解説します。
月経困難症の治療
生理中は、「プロスタグランジン」が子宮内膜から分泌されるため、痛みが生じるとされています。
ヤーズは、排卵を抑制し、子宮内膜の厚さが増すことを防ぐため、痛みの原因物質の生成を抑えられます。
そのため、子宮の収縮運動を抑制し、月経困難症の症状が緩和されます。
ヤーズを含むピルは、月経困難症の改善を目的としている場合に限り、保険適用となるため、ヤーズも一部の自己負担で購入できます。
ただし、具体的な保険の適用条件は医師や保険会社によって異なるため、詳細な情報は医療専門家に相談することをおすすめします。
PMSの緩和
超低用量ピルであるヤーズは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスを調整します。
その結果、PMSの症状の緩和が期待できます。
PMSの症状は個人によって異なりますが、手足のむくみ、頭痛、腹痛、肌荒れなどが一般的です。
精神面ではうつの症状に似ており、やる気が出ない、イライラするなどの不安定な状態に陥りやすいです。
ニキビの改善
通常の低用量ピルでは、21錠の実薬と7錠の偽薬が一般的ですが、ヤーズは休薬期間が4日間と、短いのが特徴です。
この短い休薬期間により、ホルモンバランスが安定しやすくなり、女性ホルモンによるむくみや肌荒れなどの症状が少ないとされています。
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ヤーズに避妊効果はあるか

ヤーズは、海外では避妊薬として認定されており、継続的な服用で99%の避妊効果が期待されています。
しかし、国内では2010年に承認されましたが、避妊目的ではなく月経困難症の治療薬として位置づけされています。
したがって、一般的に病院で処方される際も、避妊目的での処方はまれです。
ヤーズを避妊目的で使用する場合は、医師との相談と適切な避妊方法の選択が重要です。
個々の状況に応じて医師が適切な処方を行うため、自己判断せずに専門家の指導を仰ぐことが必要です。
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ヤーズの服用方法

ヤーズの服用方法について解説します。
薬を飲むタイミング
ヤーズの正しい飲み方は以下の通りです。
- 月経が始まった日から、毎日同じ時刻に1錠ずつ服用します。
- ヤーズのシートには、ピンク色の実薬が24錠、白色の偽薬が4錠入っています。月経が始まったら、シートの左上にある錠剤から順番に飲んでいきます。
- ピンク色の実薬を24日間連続で服用します。
- 25日目から28日目までの4日間は、白色の偽薬を飲みます。偽薬にはこの成分は含まれていません。
- 偽薬を飲み終わったら、次の日からは新しいシートの錠剤を服用していきます。これを繰り返します。
薬を飲み忘れた場合
ヤーズの偽薬を飲み忘れた場合は、以下のように対応します。
- 偽薬を飲み忘れた日がある場合、その日の錠剤は飛ばします。つまり、次に飲むべきピンク色の実薬に進みます。
- 飛ばした日の錠剤を補う必要はありません。つまり、飛ばした分の錠剤は後で追加で服用する必要はありません。
- 休薬期間が終了したら、次の日から新しいシートの錠剤を通常通り服用します。
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ヤーズ服用時の注意点

ヤーズ服用時の注意点はあるのでしょうか。
以下で解説します。
不正出血が続く場合
ピルの服用中には、ホルモンバランスの乱れによる不正出血が起こることがあります。
特に最初の1〜2周期ではよく見られますが、通常は約3か月でおさまります。
出血が異常に多い場合や長期間続く場合は、医師に相談しましょう。
ピルの飲み忘れも不正出血の原因になる可能性があるため、注意が必要です。
医師の指示に従い、服用を継続するかどうかを選択しましょう。
過度な飲酒をする場合
アルコールは利尿作用があり、過剰な摂取によって脱水症状を引き起こし、血液の凝固を促進する可能性があります。
適度な量のお酒を摂取した場合でも、脱水症状を予防するために水分補給を心がけましょう。
喫煙者の場合
喫煙は、心筋梗塞など心血管系の疾患のリスクを高めると報告されています。
ヤーズや他のピルを服用する場合は、禁煙が推奨されます。
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ヤーズの副作用

ヤーズには、以下のような副作用が報告されていますが、必ずしも全ての人にあらわれるわけではありません。
- 血栓症
- 不正出血
- 頭痛
- 吐き気
- 眠気
- イライラ
- うつ
特に、血栓症は重大な合併症であり、手足の痺れ、めまい、激しい頭痛などの症状に注意が必要です。
これらの症状が現れた場合は、ヤーズの服用を中止し、迅速に医療機関を受診してください。
他の症状は一時的なものであり、通常は身体が慣れてくると症状は軽減されることが多いです。
むくみや食欲増加などの一時的な変化については心配する必要はありませんが、気になる場合は医師に相談してください。
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ヤーズに関するよくある質問

ヤーズはオンラインで処方してもらえますか?
オンライン処方を受けるためには、通常はオンラインクリニックのウェブサイトにアクセスし、医師とのオンライン相談や健康評価を行うことが求められます。
医師は適切な情報を収集し、適切な処方を判断します。
ただし、オンライン処方を利用する場合でも、医師の診察や適切な医療評価が重要です。
信頼できるオンラインクリニックや医師に相談し、彼らの指示に従うことが重要です。
ヤーズは保険適用されますか?
日本では、低用量ピルは自費と保険とで明確に区別されています。
自費ピルとは保険適応外の経口避妊薬であり、保険ピルは保険適用の治療薬です。
ヤーズを服用していても、将来的に妊娠できますか?
ピルの服用によって、将来の妊娠が困難になることはありません。
実際に、ピル使用中でも妊娠することは可能ですし、服用を中止すれば通常の状態に戻ります。
むしろピルの使用は、子宮内膜症の発症率を低下させる可能性があるため、将来の妊娠に有利に働くと考えられています。
ピルの服用によって、妊娠に影響があるという心配はありません。
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ヤーズについてまとめ

ここまでヤーズについて解説してきました。
ヤーズについての要点をまとめると以下の通りです。
- ヤーズは超低用量ピルに分類される
- ヤーズにはPMSの改善や月経困難症の改善が期待できる
- 過度な飲酒や喫煙習慣のある場合はヤーズの服用に注意が必要
これらの情報がヤーズについて知るための参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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