「野球 肩肘障害」 2019.9

こんにちは。理学療法士の澤木です。 今回も野球選手の肩肘障害についてです。 特に肘を痛めやすい選手の特徴をお話ししたいと思います。 まず始めに投げ方です。肘を痛める選手の特徴的な投げ方としては『肘の突き出し』があります。これは投げる際によく言われます手投げの一種です。通常、投げる時はテイクバックしてから投げにいきますが、投げる瞬間に体全体が英語のCの形のようにしなるようになって投げます。足首から股関節、骨盤、体幹、胸、腕が一体となってCの形でしなり投げます。肘を痛める選手はこのCの形が崩れ、胸がはれず、肘だけが前に出てしまい突き出した形となってしまします。そうすると下肢や体幹からの力が伝わらず、手だけで投げるようになってしまい、肘に負担が大きくなってしまうのです。 このように投げる瞬間の体の使い方、特に足から体幹、腕までがどのような形になっているのかをチェックすることで肘に負担がかかっていないか?体全体で投げられているのか?がわかります。今はスマホなどを使うと簡単に動画が撮れ、簡単に確認することができます。ぜひ一度自分のフォームをとって確認してみましょう!  

澤木 弘之

 
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