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投稿日時:2023/02/27(月) 02:32

「慢性的な腰痛」

こんにちは、理学療法士の有本です。

慢性的な腰痛の原因として、猫背の姿勢や筋肉の硬さ、姿勢を保持する筋力低下等によって起こる事が多くあり、それらの問題点を改善する為に考えられる体操についてお話をさせて頂きます。  
腰痛の問題解決の為には、腰痛の詳細を確認する必要があります。腰のどの部位が痛むのか、どの様な姿勢や動作で痛むのか、痛みの質や強さはどうかなどを予め確認すると、腰の痛みが生じないように配慮した上で、どのような体操を行うと良いか判断し易くなります。  

慢性的な腰痛を改善するには、腰以外の部分の柔軟性や筋力を向上させる事は効果的です。 柔軟性では、股関節や足関節、首や胸の高さの背骨、肩関節などの関節の動きの低下による腰痛への関与が疑われる事が多くあります。 また、筋力の問題としては、体幹を丸める動作や股関節の様々な方向への動作、足指を握る動作、両肩甲骨を内側に寄せる動作、顎を引く動作に必要な筋力低下による腰痛への関与が疑われる事が多くあります。  

上記の柔軟性の低下や、筋力の低下の改善を図る体操を行う事で、正しい座った姿勢、立った姿勢の保持がし易くなる事でも慢性的な腰痛の改善が得られることがあります。また、正しい姿勢保持が出来れば、移動動作の安定性も向上も期待されます。  

尚、腰から足にかけて痺れや強い痛みが出現する場合や、主治医から特定の運動制限を受けている場合、症状を悪化させてはいけないので、ご自身にとって運動が適応となるか主治医へご相談する事をお勧め致します。  
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