投稿日時:2020/03/03(Tue) 12:00
- 人類は過去にも何度も未知のウイルスや細菌と闘って打ち勝ってきた歴史があることをまず心に思い出しましょう。中でも最も成功した一例として天然痘の撲滅があります。このウイルスは致死率20-50%というとんでもない脅威でした。これを根絶できたのは種痘というワクチンの開発でした。これによってついに1980年根絶宣言が出されました。
- 新型コロナウイルスに対するワクチンがすぐに開発されたとしても一般の方に投与開始できるのは最低でも1年以上先でしょう。新薬にしても同様です。これは安全性確認などに時間がかかるからです。では現存する既存薬の効果が証明された場合はこれは迅速に投与可能と思われます。今いくつかの薬の治験が進行しています。期待しましょう。
- 更に私が最も期待しているのはウイルスの持つ感染力の弱体化です。ある条件下でウイルスは感染力を増強しますが、それ以外では極端に感染力が低下するものがあります。このウイルスも発生分布図などを見ますと推測ですが低温、乾燥で感染力が上がるように見受けられます。もしかしたら季節性インフルエンザのように気温の上昇、多湿の条件では感染力が落ちる可能性はあります。
- 小中高等学校の一斉休校については、人類の種の保存という観点からは正しい施策と考えます。いくら子供の感染率や症状が軽いと言われても、子供の感染拡大を防ぐのが社会の責務と考えます。保育所、学童はどうかという議論もありますが、まずはこの一斉休校が子供たちの感染機会を減らす最善の策であるとマクロ的にも医学的にも考えます。