投稿日時:2024/12/28(Sat) 08:51
こんにちは、理学療法士の有本です。
今月のリハビリコラムは、日常生活やスポーツ等で、足首を内側にねじった時に生じる外傷で、足首の外側の靭帯損傷について取り上げます。
足首の外側の靭帯は外くるぶしから放射状に足首を覆うように3本の靭帯(前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯)が付着しています。損傷の重症度によって3段階(1〜3度)に分類されます。
第1度(軽症)
靭帯のごく一部の断裂で、軽度の腫れと圧痛がありますが、足関節に関節の不安定性(ゆるみ)はありません。
第2度(中等症)
靭帯の断裂は不完全で関節の不安定性はほとんどありませんが、腫れと圧痛があります。
第3度(重症)
靭帯が完全に断裂し、強い腫れと圧痛があり、関節の不安定性があります。
どの靭帯がどの程度損傷しているかによって運動制限や患部保護の方法、手術適応などは変わってきます。もしも、リハビリの適応があると主治医の先生からお話があった場合、リハビリが始まります。
基本的には患部に負担をかける動作(この場合、足首を内側に返す動作)を控え、患部を保護します。そのうえで下肢体幹の柔軟性や筋力向上、日常生活動作のフォーム改善を目指してまいります。
下肢に痛みがあると、患部を保護するために患部側の下肢への荷重を避けることが生じやすいです。すると、下肢体幹の柔軟性や筋力が低下し、立ち上がりや歩行、階段昇降等の身辺動作において代償動作をする場合があります。結果、足関節以外にも、外傷に関連する痛みや活動制限が生じることがあります。
良好な身体機能獲得に向けて、ご無理がない範囲でリハビリを実施できたらと思います。
今月のリハビリコラムは、日常生活やスポーツ等で、足首を内側にねじった時に生じる外傷で、足首の外側の靭帯損傷について取り上げます。
足首の外側の靭帯は外くるぶしから放射状に足首を覆うように3本の靭帯(前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯)が付着しています。損傷の重症度によって3段階(1〜3度)に分類されます。
第1度(軽症)
靭帯のごく一部の断裂で、軽度の腫れと圧痛がありますが、足関節に関節の不安定性(ゆるみ)はありません。
第2度(中等症)
靭帯の断裂は不完全で関節の不安定性はほとんどありませんが、腫れと圧痛があります。
第3度(重症)
靭帯が完全に断裂し、強い腫れと圧痛があり、関節の不安定性があります。
どの靭帯がどの程度損傷しているかによって運動制限や患部保護の方法、手術適応などは変わってきます。もしも、リハビリの適応があると主治医の先生からお話があった場合、リハビリが始まります。
基本的には患部に負担をかける動作(この場合、足首を内側に返す動作)を控え、患部を保護します。そのうえで下肢体幹の柔軟性や筋力向上、日常生活動作のフォーム改善を目指してまいります。
下肢に痛みがあると、患部を保護するために患部側の下肢への荷重を避けることが生じやすいです。すると、下肢体幹の柔軟性や筋力が低下し、立ち上がりや歩行、階段昇降等の身辺動作において代償動作をする場合があります。結果、足関節以外にも、外傷に関連する痛みや活動制限が生じることがあります。
良好な身体機能獲得に向けて、ご無理がない範囲でリハビリを実施できたらと思います。