投稿日時:2024/09/28(Sat) 01:16
「東洋医学(古典医学)の考え方⑪」
こんにちは。
鍼灸・マッサージ師の関根です。
今回は五臓シリーズの「肺」です。
西洋医学でいう「肺」の働きは、酸素が少なく二酸化炭素を多く含んだ血液を、二酸化炭素を放出し酸素を多く含んだ血液に変えることです。つまり呼吸です。 では東洋医学で「肺」はどのような働きがあると考えられているのでしょうか。
西洋医学でいう呼吸機能に加え、
◎水分や気を体中に運び巡らせる。
◎皮膚を潤ったり、汗の調節をする。
◎体を外邪(ウイルス、細菌、寒、など)から守る。(免疫機能)
といった働きがあると考えられています。
ですから、「肺」の機能に異常があると、
◎咳、痰、息切れ、喘息などの呼吸器症状
◎アレルギー性鼻炎、花粉症、嗅覚異常などの鼻症状
◎多汗、無汗などの発汗異常
◎浮腫や排尿障害などの水分代謝異常
◎アトピー性皮膚炎のような皮膚症状
◎疲れやすい、気力がない
◎大腸との関係も深いため便秘や下痢などの排便異常
などの症状が出やすくなります。
また、「肺」は湿度が下がり寒暖の差がある秋に傷めやすいのも特徴です。「肺」は乾燥を嫌います。ですから秋は「肺」を潤すことが大切です。「肺」を潤す食材としては白髪ねぎ、しょうが、にんにく、れんこん、ゆり根、落花生、豚肉、大豆、しめじ、なし、はちみつなどがあります。 秋は味覚の秋です。旬の食材を食し、夏よりも睡眠時間を少し長くして、寒い冬に向けて体調を整えておきましょう。
こんにちは。
鍼灸・マッサージ師の関根です。
今回は五臓シリーズの「肺」です。
西洋医学でいう「肺」の働きは、酸素が少なく二酸化炭素を多く含んだ血液を、二酸化炭素を放出し酸素を多く含んだ血液に変えることです。つまり呼吸です。 では東洋医学で「肺」はどのような働きがあると考えられているのでしょうか。
西洋医学でいう呼吸機能に加え、
◎水分や気を体中に運び巡らせる。
◎皮膚を潤ったり、汗の調節をする。
◎体を外邪(ウイルス、細菌、寒、など)から守る。(免疫機能)
といった働きがあると考えられています。
ですから、「肺」の機能に異常があると、
◎咳、痰、息切れ、喘息などの呼吸器症状
◎アレルギー性鼻炎、花粉症、嗅覚異常などの鼻症状
◎多汗、無汗などの発汗異常
◎浮腫や排尿障害などの水分代謝異常
◎アトピー性皮膚炎のような皮膚症状
◎疲れやすい、気力がない
◎大腸との関係も深いため便秘や下痢などの排便異常
などの症状が出やすくなります。
また、「肺」は湿度が下がり寒暖の差がある秋に傷めやすいのも特徴です。「肺」は乾燥を嫌います。ですから秋は「肺」を潤すことが大切です。「肺」を潤す食材としては白髪ねぎ、しょうが、にんにく、れんこん、ゆり根、落花生、豚肉、大豆、しめじ、なし、はちみつなどがあります。 秋は味覚の秋です。旬の食材を食し、夏よりも睡眠時間を少し長くして、寒い冬に向けて体調を整えておきましょう。