投稿日時:2021/06/30(Wed) 12:00
「膝について」
こんにちは。理学療法士の有本です。日常生活で起立や着座、歩行、階段、床上動作等、多くの動作で負担が掛かりやすい「膝」について、今月はお話しさせて頂きます。膝は全身の体重を支える支持性、様々な動作に対応するための可動性を担うので、ひざに痛みがあると、日常生活の制限になりやすく、問題が大きくなる前に痛みの軽減を図れると宜しいと思います。
膝に痛みが生じる病名は様々ありますが、今回は「変形性膝関節症」のリハビリについて御紹介します。「変形性膝関節症」とは、何かしらの理由で膝に負荷がかかり、膝関節の軟骨部分を含んだ箇所がすり減ることで、長い時間座った後の起立や膝を伸ばした時の痛み、膝が伸ばしにくいといった症状があり、60歳以降の女性に多く見られやすい傾向にあります。
変形性膝関節症の予防、また既に変形性膝関節症と診断がされている方も、変形の程度を進行させないために、肥満や筋力低下、下肢の柔軟性低下の改善を図る事が重要になります。そこで足全体、特に膝周り・股関節を閉じる・後ろへ伸ばす筋肉の強化、体幹や股関節・膝関節・足関節の柔軟性を高める事は重要になります。膝が痛いのに足全体や体幹もトレーニングの対象として取り上げているのは、膝以外の関節周囲に問題があっても、膝に負担をかける姿勢をとりやすくなってしまうからです。
しかし、トレーニングを行う際に膝の痛みが生じてしまう事は避けたいです。関節負担が掛からない様に、寝た姿勢や座った姿勢で行える筋力トレーニング、自転車こぎ、水中ウォーキング、座った姿勢で行う足裏マッサージなど、様々な方法が挙げられます。
また、日常生活動作の様式を見直す事でも、変形性膝関節症の症状緩和に貢献します。「正座ではなく、椅子を使う生活」「階段を出来るだけ避ける」「膝関節への負担軽減の為に、体重管理を心がける」などがあります。
ここまでご紹介しただけでも膝の痛みを減らす上で、様々な方法があります。患者様によって適応となる対応方法は異なると思われます。御無理のない範囲で、ご一緒に改善を図って参りましょう。
こんにちは。理学療法士の有本です。日常生活で起立や着座、歩行、階段、床上動作等、多くの動作で負担が掛かりやすい「膝」について、今月はお話しさせて頂きます。膝は全身の体重を支える支持性、様々な動作に対応するための可動性を担うので、ひざに痛みがあると、日常生活の制限になりやすく、問題が大きくなる前に痛みの軽減を図れると宜しいと思います。
膝に痛みが生じる病名は様々ありますが、今回は「変形性膝関節症」のリハビリについて御紹介します。「変形性膝関節症」とは、何かしらの理由で膝に負荷がかかり、膝関節の軟骨部分を含んだ箇所がすり減ることで、長い時間座った後の起立や膝を伸ばした時の痛み、膝が伸ばしにくいといった症状があり、60歳以降の女性に多く見られやすい傾向にあります。
変形性膝関節症の予防、また既に変形性膝関節症と診断がされている方も、変形の程度を進行させないために、肥満や筋力低下、下肢の柔軟性低下の改善を図る事が重要になります。そこで足全体、特に膝周り・股関節を閉じる・後ろへ伸ばす筋肉の強化、体幹や股関節・膝関節・足関節の柔軟性を高める事は重要になります。膝が痛いのに足全体や体幹もトレーニングの対象として取り上げているのは、膝以外の関節周囲に問題があっても、膝に負担をかける姿勢をとりやすくなってしまうからです。
しかし、トレーニングを行う際に膝の痛みが生じてしまう事は避けたいです。関節負担が掛からない様に、寝た姿勢や座った姿勢で行える筋力トレーニング、自転車こぎ、水中ウォーキング、座った姿勢で行う足裏マッサージなど、様々な方法が挙げられます。
また、日常生活動作の様式を見直す事でも、変形性膝関節症の症状緩和に貢献します。「正座ではなく、椅子を使う生活」「階段を出来るだけ避ける」「膝関節への負担軽減の為に、体重管理を心がける」などがあります。
ここまでご紹介しただけでも膝の痛みを減らす上で、様々な方法があります。患者様によって適応となる対応方法は異なると思われます。御無理のない範囲で、ご一緒に改善を図って参りましょう。