投稿日時:2021/03/05(金) 06:21

令和3年3月5日 2021年
ドクター松林の「待ったなし」

「富士山ブラ歩き」
●富士山をブラ歩きとはちょっと言い方が違うのではないかとも思うが、いわば富士山 登頂である。私が高校2年生の時の大冒険旅行だ。前にも書いたが富士山に登ろうと思 った理由は、日本で一番高い山に登って日本で一番偉い人になろうと思ったからである。 あまりにも単純な発想ではあるが17歳の血気盛んな青年である私には、これは正に正論と思えるのであった。この当時、柔道部に入って稽古に励んでいたのではあるが、富士山登頂を決めてから毎日7~8キロ走ることにした。3~4カ月、雨の日も欠かさず走り基礎体力を強化した。ストイックな青年時代である。
●同じクラスの仲がいい友人二人で計画を立てた。富士山の後は彼の親戚の家が東京にあ るということでそこに4~5日泊めてもらう。そして東京で遊んでくるという、とんでもなく楽しい冒険である。親ももともと広島ではなく東京で一人で修業してこいという方針だったので全く問題なくクリア。ガイドブックを買って必要なものをそろえるのもまた楽しい。富士山の登り方は特殊でほぼジグザグ直線状で登っていくので、少し登ると少し休むを繰り返さなければ高山病になってしまう。身体を低酸素にならさなけれ ばいけないのだ。
●ということで、富士山に行くまでに私は約1000キロを走りぬいて足腰をパーフェクトの状態に仕上げた。コースは富士山5合目から、当日朝6時から登頂開始。6時間かけて正午に登頂し2~3時間で下山するというハードなものにした。それくらいのハードさがかえって闘志を燃やせる若い気持ちであふれていた。前日に富士の裾のユースホステルを予約して朝5時からバスで5合目まで向かう計画だ。これだけでもワクワクする ような旅行であり冒険だったのである。しかも東京にひとりで行ってぶらぶらするのも最高じゃないですか。広島の高校生には夢のようなプランだったのです。 

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