投稿日時:2023/09/15(金) 05:48
令和5年9月15日 2023年
ドクター松林の「待ったなし」
「東京の街を彷徨う」
―いざ、新宿歌舞伎町へーその12
●そして僕たちは、歌舞伎町の広場の近くにあるしゃぶしゃぶ屋に入ることにした。みんな肉が食べたかったし、とにかく店はすぐに決まった。しゃぶしゃぶ定食が780円、大盛りで880円ということだったのでみんな大盛りを頼んだ。真ん中にしゃぶしゃぶの鍋、来た来た肉が真っ赤なプラスチック製の皿に薄い赤い肉が盛り付けてあり、そして野菜皿がまとめてきた。赤い皿に赤い肉はなんかミスマッチな気がしたが、お腹ペコペコなのですぐにしゃぶしゃぶした。まあ普通ですね味は。いつも親と行くしゃぶしゃぶの肉は霜降りでこれとは別物である。でもお腹がすいているのでパクパク食べた。
●そこでケンちゃんの昨日の富士山登頂話を聞いた。何と朝早く東京を出て5合目に着いたのが 午前9時過ぎ、この時点でまず登るのはアウトである。山頂まで高山病予防の登り方で早くても 6時間かかる。しかも午後5時くらいまでに5合目まで下山しないと山の天気は一寸先は闇なの で危険である。下山に約3~4時間かかるから、既にタイムアウトのパターンだ。でも彼はやっ てはいけない弾丸登頂を試みた。とにかく急いで登り案の定途中で耐えられないほどの頭痛と吐 き気で何度も吐いた。わずか4時間で登頂し吐きながらすぐに下山に入った。この症状は下山す るまで治らなかったらしい。5合目に着いたのは午後4時半だった。これをあたかも英雄であっ たかのように話すケンちゃんはやはりケンちゃんらしい。全然共感できないが恐らく今でいう マウント少年だったのだろう。僕とケー坊は、なんて無茶なことをしたんだと思っていたが、一 応表面上彼のマウントを崩すのは可愛そうなのでうなずきながら聞いていた。
●窓から外を見るともうすでに陽は落ちて暗いが、でもネオンやスッポトライトの光で明るい賑やかさ。いろんな人が歩いていた。学生の飲みに行く集団、サラリーマン風の3~4人、化粧の濃いお姉さん、チンドン屋さんみたいな衣装をまとった人、ヒッピー風の人。広島では見かけない 人たちが多かった。こんな雑多な人々を受け入れる懐の深い優しい街、それが東京。「もう頬づえはつかない」のような世界が彼らの生活には存在しているかもしれない、密かなときめきを感じる街、そして歌舞伎町、無数の家や団地の光がその数だけ人生模様を写し出す万華鏡、その中心がこの歌舞伎町なのかもしれない。
●開業以来24年間続いている心のこもった優しい在宅医療と交通事故専門外来の仁整形外科
ドクター松林の「待ったなし」
「東京の街を彷徨う」
―いざ、新宿歌舞伎町へーその12
●そして僕たちは、歌舞伎町の広場の近くにあるしゃぶしゃぶ屋に入ることにした。みんな肉が食べたかったし、とにかく店はすぐに決まった。しゃぶしゃぶ定食が780円、大盛りで880円ということだったのでみんな大盛りを頼んだ。真ん中にしゃぶしゃぶの鍋、来た来た肉が真っ赤なプラスチック製の皿に薄い赤い肉が盛り付けてあり、そして野菜皿がまとめてきた。赤い皿に赤い肉はなんかミスマッチな気がしたが、お腹ペコペコなのですぐにしゃぶしゃぶした。まあ普通ですね味は。いつも親と行くしゃぶしゃぶの肉は霜降りでこれとは別物である。でもお腹がすいているのでパクパク食べた。
●そこでケンちゃんの昨日の富士山登頂話を聞いた。何と朝早く東京を出て5合目に着いたのが 午前9時過ぎ、この時点でまず登るのはアウトである。山頂まで高山病予防の登り方で早くても 6時間かかる。しかも午後5時くらいまでに5合目まで下山しないと山の天気は一寸先は闇なの で危険である。下山に約3~4時間かかるから、既にタイムアウトのパターンだ。でも彼はやっ てはいけない弾丸登頂を試みた。とにかく急いで登り案の定途中で耐えられないほどの頭痛と吐 き気で何度も吐いた。わずか4時間で登頂し吐きながらすぐに下山に入った。この症状は下山す るまで治らなかったらしい。5合目に着いたのは午後4時半だった。これをあたかも英雄であっ たかのように話すケンちゃんはやはりケンちゃんらしい。全然共感できないが恐らく今でいう マウント少年だったのだろう。僕とケー坊は、なんて無茶なことをしたんだと思っていたが、一 応表面上彼のマウントを崩すのは可愛そうなのでうなずきながら聞いていた。
●窓から外を見るともうすでに陽は落ちて暗いが、でもネオンやスッポトライトの光で明るい賑やかさ。いろんな人が歩いていた。学生の飲みに行く集団、サラリーマン風の3~4人、化粧の濃いお姉さん、チンドン屋さんみたいな衣装をまとった人、ヒッピー風の人。広島では見かけない 人たちが多かった。こんな雑多な人々を受け入れる懐の深い優しい街、それが東京。「もう頬づえはつかない」のような世界が彼らの生活には存在しているかもしれない、密かなときめきを感じる街、そして歌舞伎町、無数の家や団地の光がその数だけ人生模様を写し出す万華鏡、その中心がこの歌舞伎町なのかもしれない。
●開業以来24年間続いている心のこもった優しい在宅医療と交通事故専門外来の仁整形外科
