投稿日時:2023/03/17(金) 02:13

令和5年3月17日 2023年
ドクター松林の「待ったなし」 「

東京の街を彷徨う」   
―いざ、新宿歌舞伎町へーその1
●僕たちはVonを出てそこから約5分ほどのところにあるおじさんの持ちアパートに帰る。途中、時は既に10時を回っていたが体に張り付くような蒸し暑さの中、星が輝くであろう空を見上げた。と、その時顔にポツンと一粒の雨。そのあとぽつぽつと降ってきた。星は見えない代わりに大粒の雨が僕たちを襲った。わー涼しい、気持ちいい雨はかなりの勢いで降り注いでくるまるでシャワーを浴びてるようだ。その時僕の頭の中に急に「雨に唄えば」の曲が流れてきた。そうジーンケリー主演の有名なミュージカル映画だ。あの雨の中の踊るシーンを思い出したと同時に、天才監督スタンリーキューブリックの「時計じかけのオレンジ」のワンシーンが思い浮かんだ。
●キューブリックと言えばむしろ「2001年宇宙の旅」の方が、有名で分かりやすいだろう。 映画評論家か宇宙飛行士になろうと思っていた当時の松林君にとって、キューブリックはフェリー二、トリフォー、ベルイマンと並んで最も好きな監督の一人だった。あの「雨に唄えば」の曲が流れるシーンは暴力的であるが何故か不思議な感覚を与える部分がある。映画界でも有名なカットだ。だからといって僕は雨に打たれながら踊ってはいない。曲が流れているのは僕の頭の中だけであってケー坊には聞こえるはずもない。
●でも17歳当時の時間は現在61歳のころに比べると凄く長くて充実している。この由美さんの話もわずか3~4時間の出来事なのだが、すでに1年も連載している。それだけインパクトが強いのか感受性の賜物なのか。あるドラマで(確かバカリズムさんの)言っていた。人間だんだん年を取るにつれて時間が速く過ぎるのは年齢を経て同じ時間の価値が下がるらしい。例えば17歳の時の僕は61歳の僕と比べて、1時間を17で割るものと61で割るもの、よって3.5倍くらい17歳の時のほうが価値が高い、イコール長く感じるらしい。なるほどね、でもなんか寂しい。 私たちは長―い人類の歴史の中のほんの米粒にも満たない軌跡の中の一つに過ぎないのだろうか。       

●在宅診療の老舗開業以来29年
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