投稿日時:2021/12/17(金) 03:55

令和3年12月17日 2021年
ドクター松林の「待ったなし」

「東京の街を彷徨う」  
その7   
―恐怖の回転ずし屋ー

●そのイカが何故に高島田さんのものなのかは誰もわからなかった。時が止まりスローモーションの映画のシーンみたいに時は進んだ。そこで一喝された爽やか系の男子学生さんがイカを持つ左手をブルブル震わせながら一言言い放った。「でもーイカは他にもいっぱい回っていますが」と言ってしまった。  
●この一言に対して高島田さんは烈火のごとく甲高い声で言い放った。「なんだってお兄さん、私に2週も3週もしたイカを食べろっていうのかい。グズグズ言わずそのイカを戻しなさい」とまた一喝。でもその一言で一同謎が解けた。要するに2週以上回った皿は気位の高い高島田さんは到底食べないということだ。よって1週目の皿はすべて高島田さんのものであり誰も手を付けてはいけないこと、いや正確に言うと手を付けてもいいが恐ろしい一撃が来ることを覚悟することである。私たちコンベアという戦場を囲みながら互いに無言でそのことを共有したのである。まさに回転ずしは戦いの場であった。東京ってコエー。  

「有馬記念診断」  
●既に軸馬を決めている。エフフォーリアではなくクロノジェネシスである。このグランプリレース、宝塚記念も有馬記念も非根幹距離で行われる。なぜかというと恐らくペースの落ち着きやすい非根幹距離だと切れる脚はないが維持筋力豊富で一生懸命走るヨーロッパ血統タイプに光を当てるためかもしれない。そんなG1にピッタリの馬がバゴ産駒のクロノジェネシス。このいつも真面目に懸命に走る姿にきっと心打たれ一筋の軌跡となって一年の終わりを締めくくるだろう。 
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