「野球 投手の球数制限」 2019.3

こんにちは。今回は野球に携わっている人なら最近よく見たり聞いたりする「投手の球数制限」についてです。

 私も学生の頃、野球部に所属していましたが、小学6年生の時と高校3年生の時に野球肘になりました。野球肘になる原因の一つとして「投げ過ぎ」があります。野球は投手がボールを投げてプレイが始まります。試合を9回まで行うためには投手が投げ続ける必要があるスポーツです。野球の1試合を一人の投手で行うとなると100~150球位投げることになります。この球数をしっかり投げられる選手がいれば問題ありませんが球数が多くなってくると疲労によりフォームが乱れ肩肘に負担がかかってしまうことも多くあります。そのような観点から一人の投手が試合で投げる球数を制限して障害を予防しようという取り組みです。昨年の甲子園大会でも一人の投手が大会を通して多くの投げていたことも話題になっていました。

身体をしっかり作り肩肘に負担のない投球フォームであっても数多く投げることで疲労が生じ、フォームは乱れ、無理なフォームで投げ、結果的に障害に発展してしまうことが多くあります。複数の投手を使って試合をすればいい話ではありますが、今の日本における大会はほとんどがトーナメント方式であり、負けたら終わりの一発勝負です。一度も負けられないので一人の投手、つまりエースに負担がかかってしまうのでしょう。今現在話題になっている球数制限にプラスしてトーナメント方式の見直しも必要ではないのでしょうか?また1試合の球数だけでなく連投による障害も多くあると思いますので、大会日程の見直しなども障害予防にもなるのではないでしょうか?

 

 数多くの野球選手の治療やリハビリ、トレーニングを行ってきましたが、それだけでは肩肘痛をゼロにすることは難しいと感じています。投球障害はトレーニングや治療によって減らすことができます。ただいくら投げても肩肘に負担のこない身体や投球フォームつくりができればよいですがなかなか難しいのが現状です。将来のある野球選手に身体を壊してまで投げ続けることがないようなルールの見直しが行われることを期待したいですね。

 

澤木 弘之