東洋医学(古典医学)の考え方① 2018.5

『陰陽』の概念
  東洋医学の基盤となる古代中国の哲学の一つに「陰陽」という概念があります。陰陽は、日が当たるか当たらないかということから発生してきた考え方で、森羅万象、宇宙のすべての事物は陰と陽の性質を持ち、この陰と陽の対立と統一によって全てが成り立っているという考え方です。これを「陰陽論」といいます。
積極的に動くもの、外向的、上昇的、温熱的、明瞭なものなどはすべて陽に属し、相対的に静止したもの、内向的、下降的、寒冷的、暗いものなどはすべて陰に属します。
事物の陰陽属性は、絶対的なものではなく相対的なもので、この相対性は対立物によって変化します。例えば男女でいえば男性が陽で女性が陰となりますが、子供と高齢者とでは子供が陽で高齢者が陰となります。昼と夜とでは昼が陽で夜が陰ですが、同じ昼でも午前は陽で午後は陰となります。このように対立物によって陽に属したり陰に属したりと転化します。
ちょっと難しくなってしまいましたが、簡単にいうと世の中の全てのものに陰と陽が存在し、また陰と陽に分けることができるということです。この陰と陽の考え(陰陽論)がとても重要な東洋医学の治療指針となります。               つづく‥‥‥
 
                                        鍼灸・マッサージ師   関根達也