野球肩について 2017.12

こんにちは。理学療法士の澤木です。今回は野球の話に戻り、野球肩についてお話ししたいと思います。
 

野球肩とは、肩の滑液包炎、棘上筋腱炎、上腕二頭筋腱炎、インピンジメント(impingement)症候群、上腕骨骨端線障害(リトルリーガーズショルダー)などなど、投げることによっておきるさまざまな肩のケガの総称を言います。 その中でも少年野球などで多くみられるリトルリーガーズショルダーは小学生など成長期の選手に多く見られます。上腕骨の成長軟骨に障害が起こり、肩の痛みを発生するものであり、投げることによる肩の骨の疲労性骨折ともいえます。


このリトルリーガーズショルダーは、投球動作の加速期(腕を強く振る時)に肩が強くねじられ、引っ張られる力を繰り返し受けることによって、肩の骨の成長軟骨が離開するという疲労骨折の一種です。疲労骨折であるので、投げ過ぎなどによって生じることが多く、特に小学生など成長段階において骨はまだまだ柔らかく、弱いので骨折してしまうのです。


症状としては、投げると痛い、ねじると痛い、成長軟骨部分を押すと痛いなどになります。普段投げていて、肩が痛い、ねじると痛いなどあるようでしたらすぐに受診することをお勧めします。しっかり治療すれば治る怪我です。痛みを我慢せず、早め早めの対処が大切になってきます。痛みを我慢して投げられなくなってからだと治療期間も長くなりやすいです。違和感、軽い痛みを感じたらすぐに受診しましょう。お医者さんの診断とともにリハビリをしっかりやれば復帰も早くできますし、フォーム修正等もしっかり行うことで再発を防ぐこともできると思います。普段の練習方から選手自身だけでなく指導者の方や保護者の方も気を付けて様子観察をしてもられたらと思います。

澤木弘之