新型コロナウイルスにおける自粛期間について

2020/04/27

「いったいいつまで自粛は続くのだろう。」
  • 現在日本は非常事態宣言下にあり自発的に不要不急の用事は自粛であり多くの職種は休業しています。皆さんも基本はステイホームでありストレスのかかる毎日です。しかしいつまでこの自粛が続くかはっきりとした指標が示されてないのが出口が見えずまたそれが不安と焦燥の一つとなっています。
  • いつになったら何を基準に自粛は解除されるのでしょう。誰もはっきりとした指標を示してくれませんが、私は自分なりの指標を考えています。ではなぜ自粛をしなければいけないのかについてですが、これは医療崩壊を防ぐためです。日本は今のところなんとか持ちこたえていますがこれ以上新型コロナ患者が増えると危険です。医療崩壊とは新型コロナ患者が増え続けるとまずベッド数が不足し人的供給量も限界を超えてきます。そうするとコロナ患者さんだけでなく本来救えるはずの他の病気や怪我の患者さんが危険にさらされるのです。これだけは絶対に起こしてはいけません、医療崩壊すると医療だけでなく社会、経済ともに破綻していきます。
  • では自粛をするとなぜ医療崩壊を免れるかについてですが、人と人との接触機会が減るからです。具体的に説明しましょう。ひとりの新型コロナ患者さんが10人に会うと2人に感染させるとします。今まで通りの自粛なしでは10人に会って2人に感染させるので2倍になっていきます。ところが人に会う機会を7割減らしたとすると3人かける10分の2で0.6人に感染させることになり1を割り込むため感染者数は減っていきます。集団免疫も基本同じ考え方です。
  • 医療崩壊を起こさないためには何が指標になるかですが、私は一日の新規感染者数と回復者数に注目しています。もし新規感染者数が回復者数を下回る日が続けば確実にベッド、医療供給に余裕ができます。ちなみに424日の新規感染者数は422人、回復者数は70人です。これでは毎日350人分のベッドが埋まっていき確実に医療崩壊に突き進んでいきます。これが私が着目する第一の指標です。まだまだの印象ですね。
  • もう一つの指標は新規感染者数がピークアウトし減少に転じるところです。これは一人の感染者が他の人に感染させる人数が1を切っていることを意味します。後は複雑な計算が必要ですがこのまま段階的な自粛解除をしても将来的に新規感染者数が回復者数を下回る可能性が見込まれる場合自粛解除される可能性が高まります。
  • この二つのデータはネットで見ることができます。参考にして頂き頑張りましょう。また青い空のもとで思いっきり深呼吸したいですね。

仁整形外科 院長 松林保智