仙台着いたぞ!ホヤの塩辛に遭遇

お星さまがMAPナビゲーター?

仙台まで約2時間のグランクラスでの車中を楽しみながら仙台駅へ着いたのは、もう午後9時半を回っていた。軽食は出たもののまだ腹は減っている。でもこの時間帯はちと微妙だ。大概の料理店ではラストオーダーが終わっているか、店を閉める時間であり、入店は難しい。ここからは居酒屋しかなさそうだ。と思いつつ、仙台駅の改札を出た。

 駅を出ると街並みは、そうね、名古屋とか京都の駅回りに似ている。日本の中都市以上の駅の周りの風景はとても似ていて、夜だと特に区別がつきにくいなあ。同じデザイナーが設計しているのかな?

 とにかく腹が減っていたので、駅の周りを歩くことにした。全く位置関係がわからないが、光がある方に吸い寄せられるように店を探して放浪した。大通りを歩いていくと、2・3軒の居酒屋の灯りを見つけた。その中でもちょっと小奇麗な和食居酒屋に入ってみた。

 まずはビールで乾杯。そうだ、ここは東北だ。ここでしか食べられないものはないか。探すと、なんと「ホヤの塩辛」なるものがあるではないか。これは関東ではあまりお目にかかれないメニュー。ホヤ塩を口に入れると、うん、美味い!イカの塩辛とは食感が違う。くにゃくにゃの歯ごたえと磯の香り。一息満足。腹八分目にして宿泊するホテルを目指した。

 歩きながらMAPナビゲーターを活用する。今は便利だね。夜中でも自分の位置とホテルまでの道のりをちゃんと教えてくれる。昔、僕の祖父は、夜道を家に帰るとき星をたよりに真っ暗な山道を歩いていたというのにと思いつつ、空を見上げた。あれから約100年、世界は大きく進歩したものだ。祖父にとっては、星がGPSだったのだ。しかもかなり精度の高い。僕たちは文明の恩恵を享受したが、逆に自然の摂理とは疎遠になりつつあるようだ。どちらが幸せなのだろう?