僕がスマホに替えない理由

 周りを見渡すと約7・8割の人がスマートフォンを使っている。旧型のiモードをいまだに使っているのはごくわずかで「なぜスマホに替えないのか?」と質問されることがよくある。確かにいろいろ理由はある。「大きすぎる」とか「僕は電話しかしないから」・「替えるのに店まで行く時間もない」・「Facebookやツイッターはしないから」・「iモードのほうがセキュリティがいい」とか。でも自分でもどうもしっくりこないのだ。僕はどちらかというと新しいものは好きで、みんなが手にする前に大概買ったり替えたりしている。なのにスマホだけはどうしても欲しいと思わない。
 ところがある日、「やわらかな遺伝子」などの著書で著名なマット・リドレー博士の講演を聴いていたら、その答えがわかった。彼の話では、大昔のこと何十万年も前の石器時代に使われていた「手斧」と今現在私たちが使っているコンピュータのマウスの形や大きさがほぼ同じであるということだ。
 確かにこれだけ進歩の速い現代においてもマウスの形は全然変わっていない。なるほど人間にとって片手で操作するものとしての究極のデザインなのだろう。スマホを操作している人の多くは両手で扱っている。聞くと、「片手より両手のほうが操作しやすい」そうだ。要するにスマホは進化の途上にあるのではないか?もっと機能や画面上の操作などが向上すれば、必ずマウスや少なくともiモード型の携帯に近づいてくるのではないかというのが僕の結論である。