-「アベノミクス」成功の鍵は-

 安倍政権が挙げる経済政策の中枢をなすものを「アベノミクス」という。これは強力な金融緩和によって、インフレターゲットを定め、約3%の経済成長率を目標に円高とデフレからの脱却を主体とするものだ。これには今後の成長分野に継続的に大胆な予算を組んだり、法人税の引き下げや給与所得の引き上げなどの様々な施策も組み込んであり、ノーベル賞受賞の経済学者や各国の著名な経済学者も賛成する方々が多い。
 私は経済の専門家ではないので、素人の戯言として聞いてもらいたい。まず、「アベノミクス」の成功を祈る。強い経済の再生は、働いた者がその努力の成果を享受できる社会であり、私たちは自信を取り戻せるだろう。では、成功の鍵とは何か?既に円安、株高などかなりの効果が出ているし、あとはデフレから脱却してGDPが上がるのも時間の問題だろう。成功の鍵として絶対に必要なのは財政赤字の削減であろう。1000兆円にも上る赤字国債をどう減らしていくかだ。もちろん国債の長期金利が上がらなければゆっくりと成し遂げられる可能性が高いが、インフレになった時、金利も連れ高になる可能性が高い。
 ここで私の提案は、以前から提唱され議論されていた「個人向け世代継承型、10年以上無利子国債」の発行である。これは無利子ではあるが、一個人5000万円以下の世代をまたいで償還されるもので、最低でも10年ものである。
 しかしながら、この国債は世代継承時に相続税が免除されるというものだ。これを300~400兆円くらい発行すれば、長期金利の上昇に耐えられるだけでなく、有利子国債を繰り上げて償還できればむしろ金利は下がる可能性が高い。これによる相続税の減少など微々たるものであり、もちろん細かい制約も付けなければならないが、いかがなものだろう?一番のポイントは国債の繰上げ償還ができるくらいの大胆な発行をすることだと思う。