一路名古屋へ(3)~溺れていたキンキ~

 その薄汚れた店の座敷に座り、とりあえず生ビールを注文。なんとビールより薄い黄色でいかにも発泡酒のような感じ。ぐっと飲み干すとやはりホップの味がしない。一人2品くらい頼んで次に移動しようと決意した。今思えば一人1品にしておけばよかった。
 お通しはなにかのごった煮だ。見てくれは僕が作った料理にそっくり。要するに盛り付けが悪い。味はどうだろう?化学調味料の味だ。これなら僕の料理のほうがうまい。この店で注文するには勇気が必要。
 まずはタコブツと鶏の唐揚げ、キンキの煮付けを頼んだ。タコブツは無難といえば無難。よほど活きの悪いタコでなければなんとか食べられる。鶏の唐揚げは名古屋コーチンを期待して注文した。
 キンキはHPに出ていたから頼んでみた。タコはまあ普通。だが、コリコリはしていない。鶏の唐揚げはコーチンかどうかわからないが、甘いソースがかかっていた。タイ風?普通の唐揚げが食べたかったのにね。
 キンキの煮付けはさすがに驚いた。出てきてびっくり。キンキが汁の中で溺れていた。口と尾びれだけ出したまま。もともと煮付けは煮て弱火で汁を十分に身に染み込ませるものだ。でもここのキンキは溺れていた。「キンキの溺れ煮」と僕たちは名付けた。
【映画短評】
「ゴーストライター」 93点
 さすがロマンポランスキー、派手なアクションこそないが観る者をだんだんと恐怖のどん底に導いていってくれる。こういうスーパーヒーローでない主役の映画がまた出てきましたね。CGを多用する映画は疲れますね。