一路名古屋へ(2)

 ネットは良かれ悪しかれであり、なんせ『ぐるなび』に載っている店である。新鮮そうな魚や、しっとりとした店内の写真を見ればいかにも三河湾でとれた新鮮な魚と癒されるような食空間を想像させる。しかし現実は違った。
 店の門構えの横に生ゴミが置いてある店など見たこともない。しかも店内は薄暗く、いや薄汚くドブの匂いがするではないか。座敷席が3つあり、真ん中の席が予約されていた。左隣は茶髪のおねえさんとロッカー風の彼かな?右は学生の飲み会。カウンターはサラリーマンが2人酔って話し込んでいた。ドブの匂いと、いつドブねずみやチャバネゴキブリが出てきてもおかしくない店で刺身なんかを注文するには勇気がいる。
 皆さん勘違いされては困るのだが、僕は決して汚いといわれる店が嫌いなわけではない。昔からやっている小汚い酒場や屋台なんかも大好きで、体中油だらけになるような餃子屋だって大好きなところはいっぱい知っている。でも汚いにも種類がある。本当にセンスのない汚さと長年の仕事で汚れてしまった文化の積み重ねの汚さとは全く別のものである。この店はやばかった。
【映画短評】
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」 56点
これはテレビの特番で流すべきではなかったか。しかもこれで終了とは思えない終わり方。織田裕二のための映画になってしまった。

「バリーリンドン」 99点
キューブリックの映画で一番好き。5回以上は観ないと本質がわからない。

「大人は判ってくれない」 99点
F・トリフォーの作品の中で一番好きな映画。パリの街並みはいいですね。