世界で一番大きいクリスマスツリー

 それはフィンランドの深い山奥にあるらしい。それツリーは、とてもとても高くて大きくて雲の上まで伸びており、誰も木のてっぺんを見た人はいないらしい。そのツリーには世界中のこどもたちからのサンタさんへの手紙や飾り付けがデコレーションされている。たぶん誰も見たことがないほどの数の赤、青、黄色のライトがツリーを輝かしており、その上にたくさんの雪が積もっているのです。
 さてこのツリーは、なんのためにあるのか?それは世界中にたくさんいる難民の子どもたちやお金がなくてクリスマスツリーが買えない家のこどもたちのためにあるのです。彼らはツリーがなくてもサンタさんに願いが届けばクリスマスイブに枕もとに贈り物を届けてもらえるのです。
 ここは日本、裕也君は小学4年生。裕也君の家は、裕福ではありませんでした。いやそれどころかお父さんは、リストラされて今求職中です。でも今までだって裕也君の家には一度もサンタさんが来てくれたことはありませんでした。それは家にクリスマスツリーがないから来てくれないものだと思いこんでいました。
 今年もツリーはありません。でもおとうさんやおかあさんにツリーを買って欲しいとかどうして僕の家にはサンタが来ないのかとても聞けません。ごはんを食べるのがやっとだということを知っていたからです。
 一度弟のひろしがサンタさんの話をおかあさんに聞こうとしたとき、弟の腕を思い切り引っ張って別の部屋で泣きながら「僕らの家にはサンタさんはこない。ママが悲しむからきくな」と話しました。弟も泣きながら「うん」とだけ言いました。
 裕也君はある日のこと行徳新聞が机に置いてあり「世界で一番大きいクリスマスツリー」という文字が目にとまり読んでみました。やったーツリーがなくてもサンタさんはプレゼントを持ってきてくれるんだ。すぐにひろしを呼びそのことを話しました。ふたりはにこにこしながら欲しいものを紙に書いて枕もとに置いておくことにしました。そしたらきっとサンタさんも気づいてくれる。
 そこへおかあさんがきて「あら、どうしたの?二人ともうれしそうね。」とほほ笑みました。ばれてはいけないとなぜか紙を隠しました。「なんでもないよ、おかあさん。」
 いよいよクリスマスイブの日が来ました。ふたりは1週間前から紙を枕もとに置いていましたが、寝る前に中身を確認しました。裕也は(暖かいマフラー)、ひろしは(てぶくろ)と書いていました。その冬はとても寒かったのです。二人ともすぐに寝てしまいました。
 その時どこからともなく聖夜の透きとおった夜にマイケルジャクソンの「SMILE」が流れてきました。どんな時でも微笑んでいれば曇りも晴れてきっと素晴らしいことが訪れる。ふたりにもそんな幸せがきっとクリスマスの朝きたことでしょう。メリークリスマス。
大人たちへのクリスマスプレゼント
  先週の阪神は、アパパネで見事的中。今週の朝日杯は、ローズキングダムで大丈夫でしょう。しなやかでばねのある筋肉、中山の坂を堂々と駆け上がるでしょう。ただしアリゼオが出たならば要注意。こちらを軸にしてもOK.有馬はまた来週。